尿が全くでない
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尿が全くでないについて
尿閉
尿閉とは、「膀胱に尿が溜まっているのに、尿が出せない状態」です。
・強い尿意はあるが、尿が出ない
・トイレに行っても長時間の間、排尿できず、下腹部に張りや痛みを感じる
状態です。病院を受診して、なるべく早い対応が必要です。
Topics01 尿閉の原因
尿閉の原因は、大きく分けて2つあります。①おしっこの通り道が塞がれている②排尿するための神経がうままく働けない場合です。それぞれについて詳しく説明します。
おしっこの通り道が塞がれている
腎臓で正常に作られた尿が膀胱まで運ばれ溜まってはいるが、排尿しようと思っても出てこない状況です。
前立腺肥大症・前立腺癌の進行
前立腺が大きくなり、尿道を圧迫することで、おしっこが出せなくなります。尿閉で最も多いのもこのケースです。長時間の座位、飲酒、咳止め薬、感冒薬、精神安定剤、不整脈の薬でも生じることがあります。
尿道狭窄
おしっこの通り道(尿道)が外傷や過去の損傷による影響で狭くなってしまうことです。
尿道嵌頓結石
おしっこの通り道(尿道)に結石や異物がつまり、閉塞してしまうケースです。強い痛みを伴うことが多いです。
膀胱や神経のトラブルによるもの
膀胱の働きをコントロールしている神経に障害がある場合には、膀胱の収縮が不十分になり、尿が出ないということが起こることがあります。
神経因性膀胱
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷などの脳や脊髄の病気や糖尿病などの末梢の神経が障害される疾患が原因で引き起こされることがあります。
麻酔や骨盤内手術の影響
麻酔や出産、そのほかの手術の影響で一過性に排尿ができない状態になることもありますが、直腸がんや子宮がんの手術の後に膀胱の働きを調整している神経が障害されて、尿閉になる場合があります。
その他
麻酔の副作用でも生じることがあります。
腎不全
「尿が全くでない」という原因に、腎臓の機能低下のために尿が作られなくなり、膀胱に溜まる尿が少なくなることです。これは腎不全と呼ばれる状態で、このような状態になる前に腎臓の機能低下に伴う症状が出てくるため、急にこのようなことになることはありません。
Topics02 治療について
尿閉である場合には、まずはの膀胱の尿を適切にかつ迅速に排出することが重要です。
治療について
導尿
緊急処置として、カテーテル(細いチューブ)を尿道から挿入し、膀胱内にたまった尿を排出させる必要があります。尿を完全に排出させたら、すぐにカテーテルを抜いてしまう方法(導尿)や一時的に膀胱を休ませるために尿道にカテーテルを挿入したままにする方法(尿道カテーテル留置)があります。
原因検索のために泌尿器科専門医の診察を受け、原因検索をすることが推奨されます。
